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2005 HATU雪。


白い宝石を

どんどん空から

おっことす

でもぼくたち

もらってもしょうがない

それは・・・

すぐとかしてしまうもの

空のように大事にしない

なのになぜ

空はぼくたちに

〈ユキ〉という

宝石をおっことすのかなあ




※『生きることの意味』を著した作家 高史明さんのひとり息子で、天才少年詩人とよばれた岡真史さんの詩集『ぼくは12歳』から引用させていただきました。


今日、京都市内では、今年の初雪が見られました。

積もるほどの雪ではありません。

すぐに解けてしまう、ほのかな、まだまだよわよわしい小さな雪でした。

雑事に追われ忙しく走り回り、また厳しい寒さの中で、この小さな雪をみて、はっとさせられるのはなぜだろう。

上記の詩はとてもいい詩です。

純真な子供の目でみた、ありのままの『ユキ』。

雪・・・・

自宅のマンションから見える北の遠くの山々は、薄っすらと白みがかりいつもと違う景色になりました。

空からの贈り物を受け取れたんだなあと、このときばかりは純真な少年のこころがよみがえりました。
by ronndo9117 | 2005-12-06 00:26 | 【オススメポエム】
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