【オススメポエム】日日


ある日僕は思った
僕に持ち上げられないものなんてあるだろうか

次の日僕は思った
僕に持ち上げられるものなんてあるだろうか

暮れやすい日日を僕は
傾斜して歩んでいる

これらの親しい日日が
つぎつぎ後へ駈け去るのを
いぶかしいようなおそれの気持ちでみつめながら


                                谷川俊太郎『二十億光年の孤独』より



久しぶりに谷川俊太郎の詩集を手にして改めて思うことは、谷川の言葉ひとつひとつは、素直に体の中に浸透してゆく絶妙の濃度を持った水溶液であったということだ。

二十歳のときに読んでも三十路のときに読んでも、時代、状況、境遇が変われどその時々においても体に浸透した言葉だった。

難しい単語は一切使われていない。

ありふれた言葉の羅列のようですらあるが、これほどボクを惹きつけてやまないのはなぜだろう。
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by ronndo9117 | 2005-12-14 23:44 | 【オススメポエム】
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